2008年09月11日

霧ヶ峰八島ヶ原湿原

9月9日は全国的に晴天で、霧が多いという「霧ヶ峰」も雲ひとつない快晴
でした。朝5時半に4人づれで出発。早く出ないと駐車場が心配で。

八島ヶ原湿原の駐車場はがら空きでした。7月・8月の花の最盛期とは
違うようです。

初秋の湿原は、静かです。この八島ヶ原湿原は標高1630mで、長野県
霧ヶ峰高原の北西部に位置します。

霧ヶ峰高原の辺りは、草原が広がり、冬はスキー場となるようです。
涼やかな風が、心地よく吹き渡っていましたicon22


秋の「草紅葉」がそろそろ始まるようでした。

  


夏の高原にピンクの美しい花を咲かせる「ヤナギラン」の秋の姿は
白い穂をつけたようにみえます。

  


細長い実がパチンと弾けて、中から白い綿のようなものが飛び出して
きました。風に乗って飛んでいきます。着地したところで新しい命が
生まれるのでしょうねicon09

       


濃い紫の「ヤマトリカブト」は、美しい色でしたがちょっと不気味icon10

   


この八島ヶ原湿原は「高層湿原」というそうです。高地にある湿原という意味
ではなくて、「ミズゴケ」など200種以上の植物が枯れても腐植土とならずに
堆積して泥炭化し、植物が上へと成長し、水面よりも高く盛り上がり、泥炭層
が8mにも生長している所があるそうです。

1年に1ミリ、1万2千年もかかって現在の高層湿原となったいるのですね。

この日の走行距離は400キロでしたicon17  


Posted by まころん at 00:57Comments(0)